入佐美南子

「生命の根源、存在、神秘」をテーマとして、油彩を中心にコラージ1などミクストメディアの手法による絵画表現の制作を行っている。
様々な生命体の根源を考えると、その成リ立ちや構造に不思議な魁力と神秘を感じる。変容する細胞の形成、生成はイメージの増殖を与えてくれ、 そのイメージの形象をもとに、生命体の神秘を感じさせる画面構成の構想が広がる。様々に変容する細胞を生命のエネルギーの根源として、空間に生命体が浮遊している状態や、細胞の中に入リ込んだような異空間を表出したいと思う。

大西沙季

京都嵯峨芸術大学 造形学科 油画分野卒業