展示概要

会期
- ※休廊日:月・木
時間
(最終日は16:00まで)

福山さんの中学生時代、私は30歳になったばかりの未熟な美術の教員であった。それから50年近い時が流れた今、偶然と不思護が重なり毎年国立新美術館で開催される一陽展にお互の作品を並べている。
ある意味教師冥利と思う半面、自分の作品を省みると複雑な思いでもある。

福山絵画の魅力の1 つは、独学の良さにある。自分の好きからスタートし、鉛筆でのモノクロ世界の求道者になった。
よく絵画制作は画面に作家の人生の限りある時間を塗り込める作業・・・・・と云われる。福山さんの作品を観ると、つくづくとその事を強く感じるのである。
特に濃さの異なる22本の鉛筆を使い分けて描く質感表現の魅力は、鑑賞者を豊かな福山ワールドへと誘う。
これまで出品した全国美術コンクールや公募美術展等で、次々と受賞を重ねている。今回この事が高い評価を受け一陽会の委員に推挙された。

今後益々の活躍が嘱望されているが、作家としての歩みはまだまだ残く真価を問われるのはこれからである。
この個展を契機に更に自分の表現を見つめ直して、より深い表現を目指して弛まず歩む事を願っている。

一陽会運営委員
千葉県美術会常任理事
日本美術家連盟会員
演田清

出展作家

福山歩由美

作家略歴

2015年第61回一陽展 初出品 特待買
2016年第62回一陽展 青麦賞 会友推挙
2017年第63回一賜展 会友賞
2018年第64回一陽展 会員推挙
2019年第65回一陽展 会員賞
2020年第7回飯田弥生賞展 美術館賞
2021年第8回飯田弥生賞展 推奨
第70回記念千築県展 県立美術館長賞
2022年第53回千葉市展 千葉市美術協会賞
第68回一陽展 野間仁根賞
第9回飯田弥生賞展 飯田弥生賞
第1回グレートリープ大賞展 奨励賞
現在一陽展委員

アクセス

〒260-0045 千葉県千葉市中央区弁天3-8-11
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