雨夜来『Human in Animal』

Human in Animal という題名の通り、人間に秘められた動物性を探究した展示を計画する。
動物性 ── Annimal は雨夜来の生涯テーマであり、重要なパーソナリティでもある。
人間と動物 ── この関係性は必ずしも負の関係ではなく、むしろ希望に満ちている。創作作品を鑑賞していくとポップな色合いで鮮やかに満ちあふれ、羨望さえも予感させる。それは雨夜来が人間に潜む動物を肯定的に見ているからだ。中国古代から続く世界最古の素材である紙を使い墨を融合させる類を見ない方法で現代アートを実現させる。まさにアート界に現れたアジアの新星であろう。
雨夜来の作品は国籍を分けない。彼女はアジアンアーティストである。
雨夜来の到来は国籍で以て戦う芸術界の週末の到来でもある。

ヒロ・トミザワ展

「考えようによっては、思いもよらなかった事態に追い込まれて、自分の来た道を振り返り、これから行くべき方向を模索する、又とない機会に恵まれたと言うべきかもしれない。また旅して、涙しながら感動を描き綴れる日が戻ることを願って」

勝田徳朗展

オープニング・レセプション
2019年11月2日[土]16:00〜

 

「…タマゴまで」

2001年以降、海岸で採取した流木を素材に、私は「タマゴのような何か」を様々に作品化してきましたが、徐々に個々の作品や全体構成が変化し、地上に生えるような作品や、垂れ下がる作品も生まれました。最近はタマゴを原型とした形が、それとは識別困難な存在になり、素材や表現方法も拡大多様化してきました。

また、時間の経過と共に人の感性や思考も変化しますが、私にとって、今までは見えなかった世界や人間の業や限界に感応し驚く不思議や、一個の生命体として様々な事象に対して謙虚な諦念に似た自覚が芽生え始めました。それは加齢による錯覚かも知れませんが、自然の移ろいの無常や人間関係の機微に一喜一憂する傾向も、現実に迫ってきた自身の死に対する何らかの意識とも思えます。寛容と沈静かと思うー方で、勘違いと我儘が顕著になり、喜怒哀楽の感情抑制ができない自分も露わになってきました。

そのような変化の中、制作意識をあらためてリセットし、世界の過去現在末来を思い描き、タマゴに向かう思考感覚を再構築すること。清濁併せたイメージの孵化に至る養分として、未知の世界の生成を感じる緩いタマゴを意識するようになりました。

そして、古い金属工具類を研磨して造った作品「METALEGG」が生まれてきました。
流木作品との共通点は、本来の存在の意味が失われたモノとして、経年変化による物の特性・用途性(手垢)を消去して、時間をかけて造り込むことで、新たな存在に変容させることです。また、流木が樹木だった時間や、古い金属工具類がその用途性を発揮していた際に、周囲にあった情景を夢(例:METALDREAM)としての文章表現も少しずつ展開させました。

また、今年から板材の流木を船や筏に見立てて、その上に流木や金槌の柄を彫刻した「ヒ卜ガタマゴ(コマッタマゴとソッタマゴ)」を乗せ、人類という非常に困った存在も含めて、生命の出現から消滅までの旅を何処かに向かって漂流するような設定で構成しました。

今年後半には、コマッタマゴ・ソッタマゴの漂流や航海から連想して生まれてきた、切り落とした各種流木の細枝を寄せ集めて造った「マゼラン」も初公開です。
「タマゴのような何か」は、見る人の生命に関わる意識や思考を経て、現前する直感や認識によって織りなされる生滅のイメージを促します。私自身が家族・知人の生死、自然の恩恵や脅威、様々な事象変化を体感し、人間や世界の不条理と滑稽、無知と無理解、ほんの束の間の歓喜と感動を経験して来た蓄積を、生滅の循環イメージとして作品制作を継続するように…。

(文・勝田徳朗)

金澤安宏展

オープニング・パーティー
2019年7月13日(土)16:00〜
永田バンドの演奏があります。

ムラ カズユキ展

絵画は、筆を置く時が一番難しい。
ややもすると、表面の綺麗事に走りがちである。

ムラ カズユキ

◆作家は連日17時まで在廊予定です。

山崎泰司 水彩画展

小品から200号まで30余点出展いたします。ご高覧の程、お願い申し上げます。

オープニング・パーティー
2018年11月3日(土)16:00〜

小島房子展

秋の深まりを感じる季節に、絵と陶の展示会をすることになりました。
長年描き続けているテーマ「森羅万象」シリーズと
同じく焼き続けている「灯りの家」を中心とした作品が並ぶ予定です。
日頃からお世話になっておりますみなさまに
ぜひ、ご高覧、ご指導賜りたく、ご案内申し上げます。

オープニング・パーティー
2018年10月20日(土)16:00〜18:00

舩山マヤ 展

東日本大震災から7年目をむかえます。
自然が破壊され時が経ち、花が咲き実をつけ、やがて種となって蒔かれる。
この震災に視点を当て「時の位相」というテーマで書き続けてきました。
ご多忙の折とは存じますが、ご高覧、ご批評賜りますようご案内申し上げます。

福田利明 展

「砂面、役割を終えた物、果実などが時間とともに変化するかたちを「時間のしぐさ」としてトリッキーに表現しています。
ご高覧の程、お願い申し上げます。」


オープニング・パーティー
10月21日(土)16:00〜

酒井清一「カンピドリオへ向かう方舟」

作品コンセプト

大洪水から家族や動物たちを守った「ノアの方舟」をテーマコンセプトにしています。 現代の大洪水であるテロや戦争、食料問題等で地球上の生物は存亡の危機に立たされている現代から、未来の平和で豊 かな生活ができるように、展示場所や展覧会テーマに合わせて、流木で造った大きな方舟の中に未来に守り伝えるべき 大切な物を積みこんで展示しています。近年は平面や BOX ART での制作も行っています。

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イタリアン・ダイニングパーティー
7月8日(土)16:00〜18:00

アート・トーク
「イタリア」 7月9日(日)14:00〜15:00
「フランス」 7月16日(日)14:00〜15:00

山田治作 展〈雪と今〉

芸術が現代から現在へ。そしてわかりやすい芸術へ、変わりつつある今。
45年前の作品が何を語ってくれるのか。そして、今の作品が?自分に問いかける。

冬の青森県の奥入瀬を30Fのキャンバス6枚を背負い、手に絵の具箱を持ちそのうえ三脚も持って雪の中を焼山から子ノ口へ歩いている時、前から子連れの牛が歩いて来る。道が狭くかわすことが出来ない、その時親牛が子牛をかばうように静止した。自分の方が寒さと荷物で身動きが取れないと言うのに、牛の方が恐がるように止まった。そう言えば雪深い場所の沼を描く時はクマのようにキャンバスと絵の具箱と三脚を雪を掘り描く場所に埋めておく、一日に運んで描くのが無理なため、描く日運ぶ日を分けていた。
まるでクマや動物が食物を隠しておくかのように。

クマみたいと言われ、ただ作品を創り続けた45年前。
貴方はなにをしていましたか?

今は印象派的表現を追求していない
表現すら意味を持たない — そういうものを追求している。
自分の等身大の作品。
自分に何があるのか? ないのか?  — なにもない自分。
作品を創り続けて51年になる。もう半世紀だ。
今、貴方は何をしていますか?

齋藤博 展(2015年)

街に向かう人
街を彷徨ってきた人
街を去る人
『遇人』
幾つかのパーツが集い相まって形作られた偶人です。
それぞれのパーツはそれぞれの離合集散の道を歩んで
流木となり、風倒木となり、建築廃材となった木片達です。
偶然なのか、必然なのか、今は齋藤博の元に・・・
そして、それぞれが歩んで来た道を語り始めました。

偶人とは、人に寄り添う相棒。

静かに人の話を聞く人形。偶人(GUU.JIN)とは、そんな人形。

(出典:齋藤 博 「偶人展」

齋藤博 展(2014年)

街に向かう人
街を彷徨ってきた人
街を去る人
『遇人』
幾つかのパーツが集い相まって形作られた偶人です。
それぞれのパーツはそれぞれの離合集散の道を歩んで
流木となり、風倒木となり、建築廃材となった木片達です。
偶然なのか、必然なのか、今は齋藤博の元に・・・
そして、それぞれが歩んで来た道を語り始めました。

偶人とは、人に寄り添う相棒。

静かに人の話を聞く人形。偶人(GUU.JIN)とは、そんな人形。

(出典:齋藤 博 「偶人展」

屋嘉部正人 展(2012年)

内側と外側、自己と他者、その間にあるもの。それを形象化した大作6点と最新シリーズ【relationship】15点を展示。
(作家コメント)

作家略歴

1964 沖縄県に生まれる
1987 多摩美術大学卒業
1989 新制作展 新作家賞受賞(同’91’92年受賞)
1990 文化庁第24回現代美術選抜展
1991 東京セントラル美術館油絵大賞展 優秀賞
1993 安井賞展
1996 新制作協会 会員推挙

現在、新制作協会会員 日本美術家連盟会員 横浜美術大学講師、NPO法人 ARTKIDS. JP 代表