日本の高度経済成長期は、「巨人・大鵬・卵焼き」の言葉が示すように強いヒーローの存在があった。その頃、子どもたちは円谷プロダクション製作のウルトラマンから石ノ森章太郎の仮面ライダーなどを代表とする強いヒーローに憧れ、夢中になった。子どもばかりか大人も架空の存在だと知りながらも、どこか実際に強いヒーローの存在を感じる時代であった。
今こそ、再び高度経済成長期のような子どもから大人まで誰もが知り得る強いヒーローの出現が待たれる時代ではないだろうか。
今回の展覧会では、再び強いヒーローの出現はあるのか、いつやって来るのかをコンセプトに制作した。
展示内容は、鉛筆画により「ヒーロー復活図」「最後の晩餐」「路面電車」を中心に構成。
出展者在廊日:水・土・日の午後
作家略歴
1950年 | 島根県松江市生まれ |
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1972年 | スペイン マドリード市に渡る。翌年サン・フェルナンド国立美術学校(現マドリード大学美術学部)に入学 |
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1979年 | サン・フェルナンド国立美術学校卒業/帰国 |
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1981年 | 千葉市に居住し活動、現在に至る |
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1977年 タラベラ・デ・ラ・レイナ賞 名誉賞受賞
個展は島根県立博物館、ギャラリーHera(ストックホルム)、ギャラリー睦(千葉)、ニッチギャラリー(東京)、新潟絵屋(新潟)等で開催
Gallery睦 企画展に寄せて
この度ギャラリー睦企画の「黒川秀夫展」を開催することになりました。妻に先立たれた後銀行を定年退職し、孤老の私にとって唯一の生き甲斐は絵画制作となりました。
少年時代好きだった「昆虫」特に「蝶々」への憧憬は創作意欲を駆り立て、擬人化した「蝶々」の世界を詩的に追及し続けております。
今回、初めての個展開催を通じて多くのお世話になった方々や同僚、地域の人々と、自分の熱中している絵を紹介しながら旧交を温めたいと存じます。
絵画制作の年数も浅く個展開催には少し憚かられる思いもありますが、今後の勉強のため意を決した次第です。是非ご高覧いただきたくご案内させていただきます。
黒川 秀夫
プロフィール
1971年 | 千葉大学文理学部法律科卒業 京葉銀行入行 |
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2009年 | 京葉銀行定年退職 |
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2017年 | 第67回千葉県展・知事賞 |
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2018年 | 第64回一陽展・特待賞 会友推挙 第68回千葉県展 会員推挙 |
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2019年 | 第50回記念千葉市民展・千業市長賞 第65回ー陽展・会友賞 第6回飯田弥生賞公募展・奨励賞 第69回千葉県展準依嘱推挙 |
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2021年 | 第52回千葉市民展会員推挙 |
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2022年 | 第53回千葉市民展・千葉市美術館長賞 第68回ー陽展会員推挙 |
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2023年 | 第46回千葉一陽展・会員努力箕 第2回グレートリープ大賞展・くさかべ賞 |
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現在 | 一陽会会員 日本美術家連盟会員 千葉県美術会会員(準依嘱) 千葉市美術協会会員 |
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黒川絵画に思う
論語に「これを知る者はこれを好む者にしかず、これを好む者はこれを楽しむ者にしかず」とある。黒川さんは昆虫少年だったという。
その意味で黒川さんが蝶やクワガタを楽しく描く今の制作スタイルは、少年時代の夢の延長線上にある様にも思える。第1作目の50号作品「甲虫ワールド」が千葉県展で知事箕を受賞し、これ以上ない作家としてのスタートを切ることが出来た。その後は六本木の国立新美術館で開催される全国公募美術団体・一陽展で毎年受賞を重ね、咋秋は早くも会員に推挙され絵描きの仲間入りを果たした。また、飯田弥生賞展や芸術年鑑社主催のグレートリープ大賞展等の全国公募の美術コンクール展にも積極的に挑戦し受賞を果たすなど、今後が益々楽しみな作家である。黒川さんの粘り強い制作姿勢を観ていると米国の心理学者の「才能とは能力ではなく止められない性格である」との名言が浮かぶのである。
一陽会運営委員
千葉県美術会常任理事
濱田 清
20年続けてきたヨーロッパの旅で出会った心に残る風景・人物を描く折の様々な気持ちを加えながら、何度でも描き続けたいのです。
プロフィール
1969年 | 千薬工業短期大学部・工業意匠科卒業 2001年より個展を始め、現在に至る (銀座・横浜・千葉などで32回) その他 グループ展・海外でのグループ展、海外アートフェアなど多数出品 |
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プロフィール
1955年 | 長野県 生まれ |
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1977年 | 武蔵野美術大学 油絵科卒 |
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個展
2000年 | 京葉画廊(千葉) |
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2008年 | ちばぎんギャラリー(日本橋) Azabujuban Gallery(麻布十番) |
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2013年 | ギャラリー古島(千葉) |
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2015年 | Coffee Bonneville(千葉) |
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2017年 | 幸伸ギャラリー(銀座) |
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2021年 | 幸伸ギャラリー(銀座) |
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2023年 | 幸伸ギャラリー(銀座) |
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2022年 | ギャラリー睦(千葉) |
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グループ展
1998年より 高校美術部OB主体の「DEUX展」を隔年で開催
その他、多数
2004年より「版画展」に毎年出品。現在 日本版画協会 会員
略歴
1950年 | 千葉市に生まれる |
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1974年 | 東京造形大学彫刻専攻卒業 千葉県松戸市立中学校に美術教諭として勤務 |
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1976年 | 郡司和男氏に師事しグループ「鼎」に参加 |
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1977年 | 新制作展・初入選 |
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1982年 | 新制作展・新作家賞受賞 |
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1983年 | 第17回文化庁主催現代美術選抜展 招待出品(全国巡回展) |
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1986年 | 新制作展・新作家賞受賞 |
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1987年 | 第21回文化庁主催現代美術選抜展 招待出品(全国巡回展) 彫刻新鋭展’87(ギャラリーせいほう・銀座) グループ「鼎」を退会、歩会彫刻展に出品(以降、毎年出品・千葉県立美術館) |
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1990年 | 千葉市政令指定都市記念展・招待出品(ギャラリー椿・千葉) |
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1992年 | 第5回日本具象彫刻展(千葉県立美術館) |
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1993年 | 新制作協会新会員推挙 |
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1994年 | 秋田木彫シンポジウム参加(秋田市) |
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1997年 | 歩会彫刻展 in Tokyo(ちばぎんアートギャラリー・日本橋) 千葉県庁作品展示 (ロビー展) |
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2000年 | 彫る・刻む IV 北井博文・酒井良・福永巨・吉原和夫(ちばぎんアートギャラリー・日本橋) 歩会彫刻展 in Tokyo 2000(ちばぎんアートギャラリー・日本橋) |
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2001年 | 千葉大学教育学部美術科・非常勤講師(〜2011) |
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2002年 | 千葉県庁作品展示(ロビー展) |
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2004年 | 第55回記念 千葉県展選抜展・出品(成田山書道美術館) 大田原市「街かど美術館」にて個展 |
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2005年 | 酒井 良 ・ 吉原 和夫彫刻展(成田山書道美術館) 彫る・刻む IV 2005(ちばぎんアートギャラリー・日本橋) |
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2016年 | 千葉県教〔芸術文化〕育功労者として表彰 千葉県庁作品展示 (ロビー展) |
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2024年 | 千葉県庁作品展示 (ロビー展) |
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現在:
新制作協会会員
千葉県美術会常任理事
作品設置:
「春の風」 大田原市ふれあいの丘
「遠い日のうた」(胸像) 成田山書道美術館休憩室
「画家の仕事は、いつも確かめ、確かめ、繰り返し、繰り返し、時間を重ねて、滲み出てくるものです。」
「多様な表現を求めて」
現在、気候、世界情勢、コロナ禍等、我々の身の回り全てが一見絶妙な均衡を保っているように見える。しかし、その均衡は不安定であり、いつ崩れてもおかしくない状況である。その中で、美術では何ができるのだろう。まさに自分の足元を見つめ直し、自分自身が何ができるのかを考えた。
多様な表現方法を用い、作品を通じ内なるものが発信できたら幸いである。
作家在廊予定日:4/21、4/22、4/23、4/28、4/29、4/30、5/2、5/3
ギャラリートーク:9月10日[土]16:00
宮田徹也(日本美術思想史)×宇野和幸
水辺の夕映えもやがて消え、街の灯りを映す。
灯が一つ、また一つ輝きを増す。
束の間、今日の労を忘れる…。 「青い夜」
平面作品は、絵画が表現として生成成立する瞬間を視覚化しようと試みます。それは人が人として存在する、ある一面を視覚化することでもあるように思います。
立体作品は、自然界で朽ちて行く流木や、不要となり人に廃棄された道具類や廃材を素材に、在ることの意味を失くしたモノの存在の再生化を図ります。
両方の作品に共通するキーワードは「タマゴ」です。
Human in Animal という題名の通り、人間に秘められた動物性を探究した展示を計画する。
動物性 ── Annimal は雨夜来の生涯テーマであり、重要なパーソナリティでもある。
人間と動物 ── この関係性は必ずしも負の関係ではなく、むしろ希望に満ちている。創作作品を鑑賞していくとポップな色合いで鮮やかに満ちあふれ、羨望さえも予感させる。それは雨夜来が人間に潜む動物を肯定的に見ているからだ。中国古代から続く世界最古の素材である紙を使い墨を融合させる類を見ない方法で現代アートを実現させる。まさにアート界に現れたアジアの新星であろう。
雨夜来の作品は国籍を分けない。彼女はアジアンアーティストである。
雨夜来の到来は国籍で以て戦う芸術界の週末の到来でもある。
「考えようによっては、思いもよらなかった事態に追い込まれて、自分の来た道を振り返り、これから行くべき方向を模索する、又とない機会に恵まれたと言うべきかもしれない。また旅して、涙しながら感動を描き綴れる日が戻ることを願って」
※上記スケジュールは延期となります(後日更新します)。
※上記スケジュールは延期となります(後日更新します)。
オープニング・レセプション
2019年11月2日[土]16:00〜
「…タマゴまで」
2001年以降、海岸で採取した流木を素材に、私は「タマゴのような何か」を様々に作品化してきましたが、徐々に個々の作品や全体構成が変化し、地上に生えるような作品や、垂れ下がる作品も生まれました。最近はタマゴを原型とした形が、それとは識別困難な存在になり、素材や表現方法も拡大多様化してきました。
また、時間の経過と共に人の感性や思考も変化しますが、私にとって、今までは見えなかった世界や人間の業や限界に感応し驚く不思議や、一個の生命体として様々な事象に対して謙虚な諦念に似た自覚が芽生え始めました。それは加齢による錯覚かも知れませんが、自然の移ろいの無常や人間関係の機微に一喜一憂する傾向も、現実に迫ってきた自身の死に対する何らかの意識とも思えます。寛容と沈静かと思うー方で、勘違いと我儘が顕著になり、喜怒哀楽の感情抑制ができない自分も露わになってきました。
そのような変化の中、制作意識をあらためてリセットし、世界の過去現在末来を思い描き、タマゴに向かう思考感覚を再構築すること。清濁併せたイメージの孵化に至る養分として、未知の世界の生成を感じる緩いタマゴを意識するようになりました。
そして、古い金属工具類を研磨して造った作品「METALEGG」が生まれてきました。
流木作品との共通点は、本来の存在の意味が失われたモノとして、経年変化による物の特性・用途性(手垢)を消去して、時間をかけて造り込むことで、新たな存在に変容させることです。また、流木が樹木だった時間や、古い金属工具類がその用途性を発揮していた際に、周囲にあった情景を夢(例:METALDREAM)としての文章表現も少しずつ展開させました。
また、今年から板材の流木を船や筏に見立てて、その上に流木や金槌の柄を彫刻した「ヒ卜ガタマゴ(コマッタマゴとソッタマゴ)」を乗せ、人類という非常に困った存在も含めて、生命の出現から消滅までの旅を何処かに向かって漂流するような設定で構成しました。
今年後半には、コマッタマゴ・ソッタマゴの漂流や航海から連想して生まれてきた、切り落とした各種流木の細枝を寄せ集めて造った「マゼラン」も初公開です。
「タマゴのような何か」は、見る人の生命に関わる意識や思考を経て、現前する直感や認識によって織りなされる生滅のイメージを促します。私自身が家族・知人の生死、自然の恩恵や脅威、様々な事象変化を体感し、人間や世界の不条理と滑稽、無知と無理解、ほんの束の間の歓喜と感動を経験して来た蓄積を、生滅の循環イメージとして作品制作を継続するように…。
(文・勝田徳朗)
オープニング・パーティー
2019年7月13日(土)16:00〜
永田バンドの演奏があります。
絵画は、筆を置く時が一番難しい。
ややもすると、表面の綺麗事に走りがちである。
ムラ カズユキ
*
◆作家は連日17時まで在廊予定です。
小品から200号まで30余点出展いたします。ご高覧の程、お願い申し上げます。
オープニング・パーティー
2018年11月3日(土)16:00〜
秋の深まりを感じる季節に、絵と陶の展示会をすることになりました。
長年描き続けているテーマ「森羅万象」シリーズと
同じく焼き続けている「灯りの家」を中心とした作品が並ぶ予定です。
日頃からお世話になっておりますみなさまに
ぜひ、ご高覧、ご指導賜りたく、ご案内申し上げます。
オープニング・パーティー
2018年10月20日(土)16:00〜18:00
※会場は青森県の田代高原レストハウス箒場裏です。期間中のギャラリー睦での展示は行いませんのでご注意ください。
- 会場
- 田代高原レストハウス箒場裏「箒場の森」
- 主催
- ギャラリー睦
東日本大震災から7年目をむかえます。
自然が破壊され時が経ち、花が咲き実をつけ、やがて種となって蒔かれる。
この震災に視点を当て「時の位相」というテーマで書き続けてきました。
ご多忙の折とは存じますが、ご高覧、ご批評賜りますようご案内申し上げます。
「砂面、役割を終えた物、果実などが時間とともに変化するかたちを「時間のしぐさ」としてトリッキーに表現しています。
ご高覧の程、お願い申し上げます。」
オープニング・パーティー
10月21日(土)16:00〜
作品コンセプト
大洪水から家族や動物たちを守った「ノアの方舟」をテーマコンセプトにしています。 現代の大洪水であるテロや戦争、食料問題等で地球上の生物は存亡の危機に立たされている現代から、未来の平和で豊 かな生活ができるように、展示場所や展覧会テーマに合わせて、流木で造った大きな方舟の中に未来に守り伝えるべき 大切な物を積みこんで展示しています。近年は平面や BOX ART での制作も行っています。
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イタリアン・ダイニングパーティー
7月8日(土)16:00〜18:00
アート・トーク
「イタリア」 7月9日(日)14:00〜15:00
「フランス」 7月16日(日)14:00〜15:00
芸術が現代から現在へ。そしてわかりやすい芸術へ、変わりつつある今。
45年前の作品が何を語ってくれるのか。そして、今の作品が?自分に問いかける。
冬の青森県の奥入瀬を30Fのキャンバス6枚を背負い、手に絵の具箱を持ちそのうえ三脚も持って雪の中を焼山から子ノ口へ歩いている時、前から子連れの牛が歩いて来る。道が狭くかわすことが出来ない、その時親牛が子牛をかばうように静止した。自分の方が寒さと荷物で身動きが取れないと言うのに、牛の方が恐がるように止まった。そう言えば雪深い場所の沼を描く時はクマのようにキャンバスと絵の具箱と三脚を雪を掘り描く場所に埋めておく、一日に運んで描くのが無理なため、描く日運ぶ日を分けていた。
まるでクマや動物が食物を隠しておくかのように。
クマみたいと言われ、ただ作品を創り続けた45年前。
貴方はなにをしていましたか?
今は印象派的表現を追求していない
表現すら意味を持たない — そういうものを追求している。
自分の等身大の作品。
自分に何があるのか? ないのか? — なにもない自分。
作品を創り続けて51年になる。もう半世紀だ。
今、貴方は何をしていますか?